注文住宅の建築工事請負契約のときに、内容をしっかり決めていない場合や不具合が発生したときなど、建築会社とトラブルが生じないとは限りません。どのようなトラブルが発生することがあるのか、事例を通じて知ることで注文住宅の契約に関するトラブルを回避するコツに繋げることもできます。ここでは、どのようなトラブルが想定されるのが事例を交えて解説します。3月末など入居する日程を決めていたとき、ぎりぎりの日程で工事を行って貰っていたけれども工事が大幅に遅れて建物引き渡しが遅れた、このような理由から仮住まいの期間が長くなることも想定されます。
この場合は遅延損害金により解決できることもあるのですが、引越しや電化製品の配送手配など事前に決めていたスケジュールを組み直せば追加費用が掛かることもあります。依頼先に交渉してもこのような費用についての補償をして貰えないなど、遅延損害金だけでは補いきれないといった遅延損害金のトラブル事例があります。天候など、やむを得ない理由により1~2週間程度の遅延が発生するケースも多いのですが、工事の遅延が原因で支払いが行われる遅延損害金は契約書の中では1日当たりの損害金がどのように記載してあるのか確認が大切です。その他の費用については施主負担になるのが一般的ですから、注文住宅の引き渡しまでのスケジュールはぎりぎりではなく余裕を持った計画を立てることが大切で、遅延したときに必要な費用も準備しておきましょう。